OpenClaw向けおすすめSEOプラグイン、スキル、MCPサーバー(2026年10月)

OpenClawは、チャットアプリの中に常駐し、ノートパソコンを閉じても動き続けるエージェントです。そのためSEOアシスタントとして非常に優秀ですが、それは実際のデータを見られる場合に限られ、しかもそのデータを渡すために導入するものが、見知らぬ第三者に認証情報を渡してしまわない場合に限られます。このガイドでは、接続する価値のあるSEO向けMCPサーバーとClawHubスキル、それぞれが本当に得意なこと、接続に使う設定を紹介します。内容は2026年10月5日にOpenClaw自身のドキュメントと照合して確認しています。

開示:このリストのサーバーの1つ(GSC Wizard MCP)は、私が開発しています。ほかと同じ「注意点」のセクションを設けており、同様の役割を果たす無料の選択肢もそのすぐ後に載せています。

このページの内容
まず導入するもの

Search Console MCPサーバーです。自分のサイトに関する実測データであり、SEOの作業の大半はここから始まります。

競合調査のために追加するもの

Semrush、Ahrefs、DataForSEOのリモートサーバーのうち、すでに料金を払っているものです。3つともベンダーが運営しています。

慎重に導入するもの

ClawHubのスキルです。文書化された手順としては役立ちますが、認証情報を預かる存在としてはリスクがあります。実行する前に必ず中身を読んでください。

スキル、プラグイン、MCPサーバー:それぞれ別のもの

「OpenClaw SEOプラグイン」で検索する人が多いのですが、OpenClawには3つの別々の拡張ポイントがあり、リスクの大きさはそれぞれ大きく異なります。

スキル

SKILL.mdファイル(YAMLのフロントマターとMarkdownの指示)を含むフォルダで、横にスクリプトが置かれていることもあります。スキルは、「コンテンツ監査の進め方」のような手順をエージェントに教えます。ClawHubからopenclaw skills installでインストールするか、ワークスペースのskills/ディレクトリに手書きで作成します。

プラグイン

Gateway自体を拡張するコードです。OpenClawのツール権限に関するドキュメントには率直にこう書かれています。「プラグインはGatewayと同じプロセス内で動作します。信頼できるコードとして扱ってください。」SEOの作業でプラグインが必要になる場面はほとんどありません。

MCPサーバー

外部のデータソースへの接続で、~/.openclaw/openclaw.jsonのmcp.serversに宣言します。MCPのドキュメントには、そのツールが「ほかのすべてと同じツールプロファイルとツールポリシーの制御を通る。サーバーを接続しても、ポリシーは回避されない」と記されています。ホスト型のサーバーでは、コードはお使いのマシンではなくベンダー側で動きます。

ここから導かれる目安は、データはMCPサーバーから、手順はスキルから取得することです。自らデータを取得するスキルは、多くの場合、お使いのマシン上のコミュニティ製コードがGoogleやSEOプラットフォームの認証情報を扱うことを意味します。ベンダーのリモートMCPサーバーなら、認証情報のやり取りはベンダー側にとどまり、エージェントが呼び出せるものはOpenClawのツールポリシーで引き続き制限できます。

インストール前に確認する:ClawHavocが残した教訓

2026年2月、Koi SecurityはClawHubで341件の悪意あるスキルを発見しました。その大半は偽の「前提条件」を使って、macOS向け情報窃取マルウェアのAtomic Stealerをインストールさせるものでした。OpenClawはVirusTotalによるアップロードのスキャンで対応し、レジストリには現在セキュリティ監査の判定が表示されます。ただし、ClawHub自身の言葉を借りれば「デフォルトでオープン:誰でもアップロードできる」状態です。SEOのスキルはAPIキーを求めるのが正当な動作なので、SEOはなりすましの標的になりやすいカテゴリです。何かをインストールする前に、次のことを確認してください。

  • clawhub inspect <skill>を実行し、SKILL.mdとフォルダ内のすべてのスクリプトを読みます。指示だけのスキルはリスクが低めです。「依存関係」としてcurl | shの実行を求めるスキルは危険信号です。
  • 認証情報の送り先を確認します。そのスキルは、ベンダーのAPIを直接呼び出しますか、それともサードパーティのゲートウェイや、聞いたこともないサーバーを呼び出しますか。
  • 同じAPIをラップしたコミュニティ製スキルよりも、ベンダー自身のMCPサーバーを選びます。
  • SEO用のキーには、可能な限り狭いスコープを与えます。サービスが提供している場合は、読み取り専用にします。
  • スキル、プラグイン、MCPサーバーを変更したら、openclaw security auditを実行します。

候補の一覧

選択肢 種類 得意なこと データ 実行場所
GSC WizardリモートMCPGSC + GA4 + Bingの分析、複数年の履歴自社データホスト型
コミュニティ製のGSCサーバーStdio MCPSearch Consoleの無料取得自社データお使いのGatewayホスト
Google Analytics MCPStdio MCPGA4のレポートとファネル自社データお使いのGatewayホスト
SemrushリモートMCP競合調査モデル推計ホスト型
AhrefsリモートMCP被リンクモデル推計ホスト型
DataForSEOリモートMCP生のSERPとキーワードのデータ生データ / モデル推計ホスト型
Brave web_search組み込みSERPのリアルタイム確認ライブウェブBrave API
マネージドブラウザ組み込みページのレンダリングと確認ライブウェブお使いのGatewayホスト
ClawHubのSEOスキルスキル監査と執筆の手順呼び出す先によるお使いのGatewayホスト

SEOデータ向けのMCPサーバー

ClaudeやCursorで使うMCPサーバーは、OpenClawでもそのまま動作します。違いは、エージェントが無人で動作できる点で、料金体系、権限のスコープ、ツール一覧の大きさが、対話型のチャットよりも重要になります。全体像はおすすめのSEO MCPサーバーをご覧ください。以下はOpenClaw固有の内容です。

1. GSC Wizard MCP

得意なこと:常時稼働するエージェントに、自分のSearch Console、GA4、Bingのデータ、さらにYandex WebmasterとMerchant Centerのデータについて、完成した回答を返すことです。サーバーはhttps://mcp.gscwizard.com/mcpでStreamable HTTPによりホストされているため、Gatewayの横で常駐させておくプロセスは必要ありません。分析はサーバー側でClickHouseウェアハウスに対して実行され、これはエージェントにとって重要です。detect_anomalies、find_decaying_content、analyze_cannibalization、score_opportunitiesは、切り捨て後にモデルが要約するしかない25,000行ではなく、計算済みの結果を返します。保存されたプロパティは最長10年分の履歴を保持し、Googleの16か月の制限を超えるため、エージェントは昨年の同じ時期と比較できます。

注意点:有料の製品であり、私が開発したものです。100を超えるツールを公開してもいます。OpenClawでは、--includeを使って必要なグループだけを読み込んでください(下の設定を参照)。スケジュール実行するエージェントには、読み取りスコープのAPIキーを使います。読み取りキーでは、プロンプトの内容にかかわらず、更新系のツールを呼び出せません。

利用方法:月額€17からのプランで、7日間の無料トライアルがあり、MCPへのアクセスはすべてのプランに含まれます。キーはアカウント → APIキーで作成します。

2. コミュニティ製のSearch Consoleサーバー

得意なこと:Search Consoleへの無料のアクセスです。ahonn/mcp-server-gscとAminForou/mcp-gscはstdioサーバーで、OpenClawはstdioに対応しているため、Gatewayホスト上で動かせます。ローカルのプロセスにまったく接続できないChatGPTやClaudeのウェブ版クライアントと比べると、OpenClawでのセットアップのほうが実は手軽です。

注意点:セットアップには通常、Google CloudプロジェクトとGatewayホストに保存するサービスアカウントのJSONキーが必要です。これは範囲が広く長期間有効な認証情報で、信頼できないウェブコンテンツを読むエージェントのすぐ隣に置かれることになります。また、Search Console APIの16か月という履歴の上限と行数の制限も、そのまま引き継ぎます。

3. Google Analytics MCP(公式)

得意なこと:全体像のうちコンバージョン側を担当することです。Google自身のgoogleanalytics/google-analytics-mcpで、GA4 Data APIに対してrun_reportとrun_funnel_reportを実行します。Search Consoleのサーバーと組み合わせれば、エージェントは「クリックを獲得し、かつコンバージョンしているのはどのページか」に答えられます。

注意点:実験的と表示されており、読み取り専用で、自分で用意したGoogle Cloudプロジェクトに対してローカルで動作します。サーバーを2つではなく1つで済ませたい場合は、GSC Wizardが同じ接続でGA4も提供しています。

4. Semrush MCP

得意なこと:すでにSemrushを使っている場合の、競合とキーワードの調査です。公式のエンドポイントはhttps://mcp.semrush.com/v2/mcpで、Streamable HTTPのみに対応し、標準でOAuthを使います。

注意点:契約しているプランのAPIユニットを消費し、無人のエージェントは、UIを操作する人よりもはるかに速くユニットを使い切ることがあります。プロンプトで期間と行数に上限を設け、範囲を決めない調査をスケジュール実行するのは避けてください。

5. Ahrefs MCP

得意なこと:被リンクに関する作業です。Ahrefsはhttps://api.ahrefs.com/mcp/mcpでリモートサーバーを運営しています(ドキュメント)。以前のローカル版ahrefs-mcp-serverのリポジトリはメンテナンス終了と表示されているため、今でもそれを案内しているガイドは無視してください。

注意点:行数の上限はプランに応じて変わり、トラフィックの数値はモデル推計です。エージェントが、ラベルを付けずにSearch Consoleのクリック数と並べないようにしてください。

6. DataForSEO MCP

得意なこと:リクエストごとに課金される生のSERP、キーワード、被リンクのデータで、スケジュール実行する順位やSERP機能の確認に向いています。公開されているリモートURLはhttps://mcp.dataforseo.com/v3/mcpです(/v3/が付く点に注意してください。省略しているガイドもあります)。TypeScript版のサーバーを自分で動かすこともできます。

注意点:レスポンスは大きく、解釈されていない生の状態です。スケジュール実行するすべての呼び出しを、固定のキーワードリストと固定の地域に絞ってください。

すでに使えるOpenClawの組み込みツール

何かをインストールする前に、2つの組み込みツールでSEOの多くの範囲をカバーできます。

  • Braveプロバイダーを使ったweb_search。OpenClawは、検索プロバイダーとしてBrave Search APIに対応しています(BRAVE_API_KEYを設定します)。SERPのリアルタイムでの抜き取り確認に便利で、BraveはClaudeが引用の際に頼るインデックスでもあります(Brave Searchで上位表示する方法を参照)。これはGoogleではなくBraveの順位であることを忘れないでください。
  • マネージドブラウザ。エージェントが操作する専用のChromiumプロファイルで、レンダリング後のページが実際に表示する内容、タイトル、canonical、robotsのメタタグを確認するのに向いています。

どちらも、オープンなウェブから信頼できないコンテンツを読み取ります。OpenClawのプロンプトインジェクションに関するガイダンスでは、exec、browser、web_fetch、web_searchを、信頼できるエージェントまたは許可リストに限定することを推奨しています。競合のページを閲覧するエージェントが、自分のプロパティへの書き込みキーまで持っていてはいけません。

ClawHubのSEOスキル

2026年10月5日の時点でClawHubで見つけた、ダウンロード数の多いSEO関連のスキルです。いずれもコミュニティが公開したもので、名前に挙がっているベンダー自身によるものはなく、確認した時点ではClawHubのスキャナーに指摘されたものもありませんでした。これはあくまで当時の状況であり、推奨ではありません。インストールする前に、必ず1つずつ中身を読んでください。

スキル 対応範囲 インストール前の確認事項
ivangdavila/seoサイト監査、コンテンツ執筆、競合分析(ダウンロード数は約18.5k)どのデータソースを呼び出すか。「監査」が実際のデータに基づくのか、モデルの意見にすぎないのか
byungkyu/google-search-consoleMatonのマネージドOAuthゲートウェイ経由のSearch Console(約8.1k)Googleのトークンがサードパーティのゲートウェイに保持される
jdrhyne/gscSearch Console(約7.5k)Googleの認証情報がどのように作成・保存されるか
hith3sh/google-search-console-seoSearch ConsoleのSEOワークフロー(約7.1k)上と同じ
maverick-software/dataforseoDataForSEO API公式のリモートMCPで同じ用途を満たせるか
geozhu/ahrefsAhrefs API同上。Ahrefsは独自のリモートMCPを運営している
hith3sh/semrush-seoSemrush API同上。Semrushは独自のリモートMCPを運営している
oomol/oo-bing-webmasterBing Webmaster ToolsBingのAPIキーがどこに保存されるか

率直な感想として、いちばん役に立つSEOスキルは、自分で書いたものです。「週次レビューでは、この4つのツールを呼び出し、すべての数値に取得元と期間を明記し、3つのアクションを投稿する」と書いた20行のSKILL.mdは、どんなダウンロードよりも安全で、自分のサイトにも合います。継続的なSEO分析のガイドに、コピーして使えるものを載せています。

GSC WizardをOpenClawに接続する

上で紹介したどのリモートサーバーでも、同じパターンで接続できます。間違えやすい設定はトランスポートです。省略すると、OpenClawはSSEを使いますが、GSC Wizard、Semrush、Ahrefsはいずれも Streamable HTTPで通信します。必ず明示的に指定してください。

APIキーを使う場合(無人での実行に最適です。アカウント → APIキーで読み取りキーを作成します)。~/.openclaw/openclaw.jsonに次のように記述します。

{
  mcp: {
    servers: {
      gscwizard: {
        url: "https://mcp.gscwizard.com/mcp",
        transport: "streamable-http",
        headers: { Authorization: "Bearer gscw_live_..." }
      }
    }
  }
}

openclaw mcp doctorは、ヘッダーに秘密情報がそのまま書かれていると警告しますが、その警告は正しいものです。接続が確認できたら、キーをOpenClawのシークレットの仕組みに移し、このファイルは決してコミットしないでください。

OAuthを使う場合(Gatewayホストでブラウザを開ける場合)は、CLIを使います。GSC Wizardは動的クライアント登録を備えた標準のMCP OAuthディスカバリーを公開しているため、貼り付けるクライアントIDはありません。

openclaw mcp set gscwizard '{"url":"https://mcp.gscwizard.com/mcp","transport":"streamable-http","auth":"oauth"}'
openclaw mcp login gscwizard

そのあと、接続を確認します。ドキュメントにあるとおり、「定義を保存しても到達可能かどうかは何も証明されず、プローブがそれを確かめる」からです。

openclaw mcp doctor gscwizard --probe

ツール一覧を絞り込みます。すべてのツール定義は、毎ターンのコンテキストを消費します。openclaw mcp addでサーバーを追加する場合、--includeフラグにカンマ区切りの名前またはglobを指定できます。たとえば--include 'list_sites,get_site_summary,detect_*,find_*,get_ranking_changes,score_opportunities,analyze_*'とすると、分析系のツールだけが残り、書き込み系のツールは完全に除外されます。

技術的な詳細(エンドポイント、スコープ、1分あたり60回のレート制限)は、GSC MCPサーバーのリファレンスにあります。どのクライアントから接続しても、セットアップは同じです。

うまく機能する3つの構成

サイトオーナー、プロパティは1つ

Search Consoleのサーバーを1つ(GSC Wizardまたはコミュニティ製のもの)と、Braveのweb_searchを使います。TelegramやSlackに投稿する週次レビューの自動化を加えてください。ClawHubからのインストールは不要です。

代理店、クライアントが多数

エージェントごとに読み取りキーを発行できるホスト型の自社データ向けサーバーと、すでに料金を払っているプラットフォーム(SemrushまたはAhrefs)の組み合わせです。クライアント向けレポートを作成するエージェントにはプラットフォームのサーバーを接続せず、報告する数値が実測値のままになるようにします。

開発者、モニタリングパイプライン

正しい基準となるデータにはGSC Wizard、固定キーワードでのSERP確認にはDataForSEOを使い、どちらもスケジュール実行して、--webhookで自分のシステムに配信します。スキルは自分で書いたものだけを使います。

よくある質問

OpenClawはMCPサーバーに対応していますか?

はい。Streamable HTTP、SSE、stdioに対応しており、openclaw.jsonのmcp.serversに宣言するか、コントロールUI(設定 → MCP)で追加するか、openclaw mcp add / setで追加します。キー名はmcp.serversであり、Claude Desktopの設定や、サードパーティ製のOpenClawガイドの多くで見かけるmcpServersではない点に注意してください。

SEOデータには、ClawHubのスキルとMCPサーバーのどちらを使うべきですか?

データにはMCPサーバー、手順にはスキルを使います。データを取得するスキルは、多くの場合、認証情報を預かるコミュニティ製のコードです。ベンダーのリモートサーバーなら、認証情報はベンダー側に残ります。

ClawHubのSEOスキルは安全ですか?

これから実行するコードとして扱ってください。ClawHubはClawHavoc事件以降アップロードをスキャンしていますが、誰でも公開できる点は変わりません。まず中身を確認し、指示だけのスキルを選びましょう。

Google Search Consoleの公式MCPサーバーはありますか?

いいえ。Googleは公式のGA4サーバーは提供していますが、Search Console向けはありません。選択肢はすべてコミュニティ製か商用のものです。

リモートMCPサーバーに接続できないのはなぜですか?

たいていはトランスポートが原因です。transportを省略すると、OpenClawは標準でSSEを使います。"streamable-http"を指定し、openclaw mcp doctor <name> --probeを実行してください。

執筆:Jan-Willem Bobbink · 公開:2026年10月5日 · OpenClawに関する内容は同日にdocs.openclaw.aiと照合して確認