ECサイト向けのおすすめGoogle Search Consoleツール(2026年)

オンラインストアは、特有の形でSearch Consoleを行き詰まらせます。画面に表示しきれないほどURLが多く、同じクエリがカテゴリ、商品、3つのフィルタページにマッチし、カタログの半分がインデックスされていないこともあり、どのクエリが売上につながるのかは誰にも言えません。ツールごとに解決できる部分が違い、すべてを解決するツールはありません。そのため、このガイドは課題ごとに構成しています。

開示:このガイドで取り上げているツールの1つ(GSC Wizard)は私が作っています。ECサイト向けとして1位にしていますが、まさに疑ってかかるべきランキングなので、ほかのすべてのツールと同じ「注意点」を付け、代替ツールもそれぞれの強みに沿って紹介しています。他社製品に関する事実は、各ベンダー自身のウェブサイトから2026年10月3日に確認したもので、情報源はすべてページ下部にリンクしています。誤りを見つけたらお知らせください。

このページの内容
クエリ、売上、カニバリゼーションなら最適

GSC Wizard。テンプレートごとのコンテンツグループ、検索クリックと並べて見られるGA4の売上、カテゴリページと商品ページにまたがるカニバリゼーションに対応します。

非常に大規模なカタログなら最適

JetOctopus。クローラー、ログ分析、Search Consoleデータを1つにまとめたツールで、年払いの場合は月額$349からです。

大規模でも完全なデータを得るならこれ

GoogleのBigQuery一括エクスポート。すべての行を毎日、制限なしで取得でき、費用はクラウドの利用料のみです。

ECサイトがSearch Consoleツールに本当に求めるもの

まずは自分が抱えている課題から始めましょう。ほとんどのストアは、次のうち少なくとも3つに当てはまります。

すべての行

商品が20,000点あるストアでは、クエリやページの数は1,000をはるかに超えます。Search Consoleの画面は1つの表につき1,000行まで、APIは1日50,000行までで止まるため、自分のサイトの規模でツールが何を表示できるかを確認してください。

テンプレート別にまとめたページ

管理しているのは20,000個のURLではなく、カテゴリ、商品ページ、ブランドページ、ブログです。URLをパターンでグループ化し、グループごとにレポートできるツールが必要です。

クリックだけでなく売上も

Search Consoleはクリックを、GA4は売上を把握しています。ランディングページ単位で両者を結合すれば、トラフィックレポートが優先順位のリストに変わります。

どのページがどのクエリで上位に表示されるか

カテゴリ、商品、絞り込みページが同じクエリで競合します。実際のクエリを対象にしたカニバリゼーションレポートを使えば、統合すべき場所や内部リンクを追加すべき場所がわかります。

カタログのインデックス登録状況

インデックスに登録されていない商品は、検索から売れません。GoogleのURL Inspection APIはプロパティごとに1日2,000回までの確認が可能なため、大規模なカタログを監視するには、作業を数日に分けて進めるツールか、クローラーが必要です。

季節需要のための前年比

ブラックフライデーは前年のブラックフライデーと比較します。2シーズン前になると16か月の範囲には収まらず、比較したいシーズンより前にツールを接続しておく必要があります。

候補の一覧

ツール 最適な用途 エントリー価格 料金がスケールする単位
GSC Wizard クエリ、売上、カニバリゼーションの分析 €17/月、7日間のトライアル プロパティ数とシート数
JetOctopus クロール、ログ、Search Consoleを組み合わせた大規模カタログ向けの分析 $349/月(年払い) クロールしたURL、ログ行、プロパティ
IndexProbe カタログ全体のインデックス登録状況の確認 月額$19 1回の分析あたりのURL数とプロジェクト数
Search ConsoleのBigQueryへのバルクエクスポート 非常に大規模なストア向けの完全なデータ 従量課金(Google Cloud) ストレージとクエリ
SEOTesting テンプレート変更のテスト 1サイトで月額$50 サイト数
Ahrefs カテゴリ調査と競合とのギャップ分析 月額€27(Starter)、€119(Lite)。無料プランあり プランのグレード、ユーザー数、クレジット

価格は各ベンダー自身の料金ページに掲載されているもので、2026年10月3日に確認しました。以下の各項目から出典にリンクしています。

課題別に見る6つのツール

最初の1つは私が開発したツールで、分析面をカバーします。次の3つは規模とインデックス登録をカバーしており、そこは私のツールの弱い部分です。

1. GSC Wizard

概要。Search Console、GA4、Bing、Yandex、Google Merchant Centerを分析するツールです。Search Consoleの履歴を独自のウェアハウスに保存し(ストレージ対象のプロパティでは最長10年分)、その上にコンテンツ劣化、カニバリゼーション、CTRベンチマーク、あと一歩のクエリ、予測、異常検出、インデックス登録トラッカーといったレポートを構築します。トラフィックとインデックス登録のアラートはSlack、Microsoft Teams、Webhookに送信でき、YandexやMerchant Centerのデータを含む同じデータを、MCPサーバーを通じてChatGPTやClaudeからも利用できます。

ECサイトに向いている理由。 コンテンツグループを使えば、カテゴリ、商品ページ、ブランドページを別々にレポートできます。GA4プロパティを連携すると、ランディングページごとに、セッション、キーイベント、ECの売上がSearch Consoleのクリックと並んで表示されます。カニバリゼーションレポートは、複数のURLでクリックが分散しているクエリを示します。保存されたプロパティでは履歴を最長10年間保持するため、季節ごとの比較も引き続き可能です。Google Merchant Centerアカウントを連携すると、商品ごとの無料リスティングのクリック数、Googleが制限または不承認にした商品、競合や価格のインサイト、月次のフィード監査が加わり、これらはすべてAIアシスタントからMerchant Center MCP経由で読み取れます。設定の詳細はECページをご覧ください。

注意点。 インデックス登録の監視はプロパティあたり1,800 URLまでで、主要カテゴリやベストセラーはカバーできますが、カタログ全体には足りません。サイト全体を対象にしたクローラーはなく、ログファイル分析もありません。保存される履歴はプランごとに5、25、150プロパティまでなので、国別ドメインを多数運営している場合は重要な点です。

料金。カード不要の7日間の無料トライアルの後は、Starterが月額€17(ライブのプロパティ10件と履歴を保存するプロパティ5件、合計15件、招待シート1つ)、Proが€39(50件と25件、合計75件、3シート)、Businessが€249(500件と150件、合計650件、10シート)です。米ドルでは$19、$49、$299になります。すべての機能がすべてのプランで利用できます。ウェブアプリの無料プランと年払いの割引はありません。GSC Wizardの料金。価格の確認日:2026年10月3日。

2. JetOctopus

概要。 大規模サイト向けのテクニカルSEOプラットフォームです。クラウドクローラー、ログファイル分析ツール、Search Consoleモジュールを組み合わせており、どのページがクロールされ、Googlebotが実際にどのページを訪れ、どのページが上位に表示されているかを確認できます。

ECサイトに向いている理由。 大規模ストアでは、まず技術面の疑問が出てきます。Googlebotが実際に訪れる商品はどれか、クロールされたのにインデックス登録されていないページはどれか、クロールバジェットはどこに使われているか、といったことです。JetOctopusはクローラー、サーバーログ、Search Consoleデータを結合するため、これらを1か所で確認でき、Search ConsoleデータをBigQueryにエクスポートすることもできます。

注意点。 年払いで月額$349からで、そのプランに含まれるSearch Consoleプロパティは3つです。テクニカルSEOプラットフォームのため、習得に時間がかかりますし、小規模なストアには過剰です。

料金。 Growthは年払いで月額$349、クロールURL数500,000件とSearch Consoleプロパティ3つが含まれます。Proは$809で、200万URLとプロパティ10件です。シート数は無制限です。7日間のトライアルはカード不要です。JetOctopusの料金。2026年10月3日時点の価格。

3. IndexProbe

概要:GoogleのURL Inspection APIを使った一括URL検査ツールです。URLリスト全体のインデックス状況、最終クロール日、除外理由を確認し、大きなリストは数日に分けて処理して、プロパティあたり1日2,000件というGoogleの検査クォータに収まるようにします。

ECサイトに向いている理由。 機能は1つに絞られています。長いURLリストに対してGoogleのURL Inspection APIを実行し、リストが終わるまで毎日続けて、インデックス登録状況、最終クロール、除外の理由をレポートします。プランは1回の分析あたり30,000〜100,000 URLで、月額$19からです。

注意点。 招待制の早期アクセス段階です。Googleの1プロパティあたり1日2,000回の検査という上限は変わらないため、30,000 URLのリストには最大2週間かかることがあります。IndexProbeによると、デフォルトでオンになっている高速モードは通常これより速いとのことです。レポートするのはインデックス登録のみで、パフォーマンスは対象外です。

料金:Starterは月額$19で1回の分析につき最大30,000 URL、Proは$49で60,000、Agencyは$99で100,000です。招待制の早期アクセスで、10日間無料です。IndexProbeの料金。価格の確認日:2026年10月3日。

4. Search ConsoleのBigQuery一括エクスポート

概要。 Search Consoleのパフォーマンスデータを、自分で管理するBigQueryデータセットに毎日エクスポートするGoogle公式の機能です。1日あたりの行数制限の対象外で、匿名化されたクエリは破棄されず、クエリのテキストを空欄にしたフラグ付きの行として保持され、テーブルはデフォルトで無期限に保存されます。SQLでクエリするか、Data Studioでグラフ化できます。

ECサイトに向いている理由。 すべての行を取得できる唯一の方法です。Googleは、その日のパフォーマンスデータを1日の行数制限なしであなたのBigQueryプロジェクトにエクスポートします。商品テーブルや注文テーブルと結合すれば、クエリグループごとの売上をSQLで算出できます。

注意点。 データの担当者が必要です。画面はなく、有効にした日より前のデータは補完されず、クエリのコストはサイトの規模に応じて増えます。

料金。 ライセンス料はありません。Google Cloudのストレージとクエリの費用がかかり、無料利用枠があります。また、課金を有効にしたCloudプロジェクトが必要です。Googleの一括エクスポートのドキュメント。2026年10月3日時点の価格。

5. SEOTesting

概要:Search Console系ツールの中でも歴史の長いツールの1つで、2016年にSanityCheckという名前で始まりました。中心はSEOテストで、変更の前後を比べる単一ページ・グループ・URL切り替えテスト、条件を揃えたコントロールグループとのスプリットテスト、GA4を使ったAI経由トラフィックのテストがあります。そのほか、標準的なレポート(コンテンツ劣化、カニバリゼーション、あと一歩のキーワード、ブランドと非ブランドの比較)、コンテンツグループ、Googleアップデートが自動で追加されるアノテーション、ブランド入りの月次PDFレポートも備えています。

ECサイトに向いている理由。 ストアで変わるのはページではなくテンプレートです。すべてのカテゴリに新しいタイトルのパターンを適用したり、すべての商品ページに新しいブロックを追加したりします。それを測定するには、コントロールグループを使ったスプリットテストが適切で、SEOTestingではテストに含めるURLの数に上限がありません。

注意点。 1サイトにつき月額$50で、国別ドメインはそれぞれ1サイトとして数えられます。信頼できる結果を得るためのガイダンスとして、テスト対象ページ全体で1日あたり少なくとも50のオーガニッククリックが必要とされています。

料金:1サイトで月額$50、5サイトで$125、20サイトで$375で、どのプランもユーザーは無制限です。Enterpriseの料金は要問い合わせです。カード不要の14日間トライアルがあり、最大30サイトまで試せます。SEOTestingの料金。価格の確認日:2026年10月3日。

6. Ahrefs

概要:独自のウェブクロールを基盤にした総合SEOスイートで、バックリンクインデックス、キーワードデータベース、Site Explorerでの競合調査、ランクトラッカー、サイト監査クローラー、Brand RadarでのAI可視性トラッキングを備えています。GSC Insightsレポートは、接続したSearch Consoleを読み込み、アカウントを接続している間はデータを保持し、Search Consoleが除外するキーワードをAhrefs自身のインデックスから補って一覧にします。

ECサイトに向いている理由。 上記のツールでは、競合のカテゴリページがどのクエリで上位に表示されているか、まだ扱っていない商品タイプを何人が検索しているかはわかりません。Ahrefsならわかり、サイト監査でカタログをクロールして技術的な問題も確認できます。

注意点。 Liteは1ユーザーで月額€119です。他サイトのトラフィック数値は推定値で、Search Consoleはあくまで多くの入力データの1つであり、製品の中心ではありません。

料金:Starterは月額€27で200クレジット付き、ユーザーやクレジットの追加はできません。最初のフルプランであるLiteは月額€119(Ahrefsのヘルプセンターでは$129と記載)、Standardは€229、Advancedは€419で、いずれもユーザーは1人です。追加ユーザーは1人あたり月額€37〜€75で、ツールの利用量に応じて請求されます。無料トライアルはありません。Ahrefs Freeでは、所有権を確認したサイトオーナーが、Site Audit、Site Explorer、Web Analytics、GSC Insightsを制限付きで無料で使えます。Ahrefsの料金。価格の確認日:2026年10月3日。

ほかにも注目したいもの

Semrush

もう1つの大型スイートで、日次の順位トラッキングとPPCツールキットを備えており、有料検索とオーガニック検索を一緒に管理する場合に役立ちます。月額€134.21からです。

エンタープライズ向けプラットフォーム

数百万URLを抱えるストアでは、Botify、Lumar、Conductorが、クロールデータとSearch Consoleデータ、さらに深さはまちまちですがログデータを、1つの契約にまとめて提供します。いずれも価格は公開されていません。

どれを選ぶか

商品数が数千点まで

グループ、売上、カニバリゼーションならGSC Wizardです。インデックス登録トラッカーが重要なページをカバーします。

商品数が数万点

分析にはGSC Wizardを使い、カタログ全体のインデックス登録の確認にはIndexProbeまたはクローラーを併用し、BigQueryエクスポートも有効にしましょう。

数十万点以上

技術面にはJetOctopusかエンタープライズ向けプラットフォームを使い、BigQueryエクスポートをアーカイブとして活用しましょう。

よくある質問

ECサイトに最適なSearch Consoleツールは?

クエリ、売上、カニバリゼーションの分析ならGSC Wizardです。非常に大規模なカタログのテクニカルSEOには、JetOctopusかエンタープライズ向けプラットフォームが向いています。完全な生データが必要なら、GoogleのBigQuery一括エクスポートです。商品数が数千点を超えるストアの多くは、分析ツールとクローラーを組み合わせることになります。

検索クエリごとの売上はどう確認できますか?

Search Consoleは売上をレポートせず、GA4もクエリと売上を結び付けられないため、ツール側でランディングページ単位で結合する必要があります。GSC Wizardは、ランディングページごとにGA4のセッション、キーイベント、売上をSearch Consoleのクリックと並べて表示します。BigQuery一括エクスポートを使えば、自社の注文データに対して同じ結合をSQLで組むこともできます。

すべての商品がインデックス登録されているか、どう確認すればよいですか?

GoogleのURL Inspection APIは、プロパティごとに1日2,000回の確認が可能です。GSC Wizardのインデックス登録トラッカーは最大1,800 URLを毎日再チェックするため、重要なページに向いています。カタログ全体ならIndexProbeが確認を数日に分散し、JetOctopusなどのクローラーはクロール可能なページとトラフィックを得ているページを比較します。

ストアには16か月を超えるSearch Consoleデータが必要ですか?

シーズンを比較するなら必要です。今月の前年比は16か月に収まりますが、2回前のホリデーシーズンは収まりません。保存される履歴はツールを接続した時点から始まるため、あとで振り返りたいシーズンの前に設定しておくことが大切です。

出典と調査方法

このページに掲載している他社製品に関する事実はすべて、各ベンダー自身のウェブサイト(料金ページ、ドキュメント、製品発表)から、2026年10月3日に確認したものです。価格は、ページに表示されていた通貨で記載しています。ベンダーはプランを頻繁に変更するため、購入前にリンク先のページをご確認ください。GSC Wizardに関する記述は、GSC Wizard自身の料金ページとドキュメントに基づいています。

GSC Wizard

JetOctopus

IndexProbe

Search ConsoleのBigQueryへのバルクエクスポート

SEOTesting

Ahrefs

Semrush

Botify、Lumar、Conductor

すべての情報源を2026年10月3日に確認しました。

誤りや古い情報を見つけましたか?お知らせいただければ修正します。ここに名前を挙げたベンダーの方も同様で、御社の製品を不当に説明している点があれば、ぜひお知らせください。

執筆:Jan-Willem Bobbink · 公開日:2026年10月3日 · 事実と価格の確認日:2026年10月3日