あと一歩のキーワードを見つける方法

あと一歩のキーワードとは、すでに1ページ目か2ページ目に表示されているものの、上位3位には入っていないクエリのことです。これらの順位を上げることは、多くの場合、実績のあるサイトで最も費用対効果の高いSEO施策になります。Google Search Consoleで見つける具体的な手順と、その後にやるべきことを紹介します。

目標

掲載順位4-20位で、押し上げる価値のあるクエリを5-10件特定します。

所要時間

10-15分。

必要なもの

GSCが接続済みで、90日以上の表示回数データがあり、ページ内コンテンツを編集できること。

4-20位のクエリを表示回数順に並べた、GSC Wizardのあと一歩のキーワードレポートの注釈付きスクリーンショット
4-20位の掲載順位フィルタを適用した、あと一歩のキーワードのビュー。

「あと一歩のキーワード」が最初の一手として最適な理由

クリック率は順位が下がると急激に低下します。デスクトップの情報系クエリでは、上位3件で合計約60%のクリックを獲得し、4-10位で合わせて25-30%程度、2ページ目は誤差の範囲です。計算してみましょう。月間表示回数10,000回で7位のクエリは、200クリック程度を獲得するかもしれません。これを3位まで上げれば、同じ10,000回の表示で1,500以上のクリックにつながる可能性があります。新しい文章は1語も書いていません。既存のページを4つ順位アップさせただけです。

これがあと一歩のキーワード戦略です。すでに自分が持っているページに小さなページ内の調整を加え、Googleがすでにある程度関連づけているクエリで順位を上げます。

手順

  1. あと一歩のキーワードレポートを開きます。GSC Wizardでプロパティを開き、改善機会 → あと一歩のキーワードへ進みます(インタラクティブデモでも確認できます)。このレポートは、一定の表示回数がある4-20位のクエリにあらかじめ絞り込まれています。
  2. 表示回数の多い順に並べ替えます。表示回数が多く、順位が4-20位であれば、多くの人が検索していて、Googleもあなたのページをほぼ正解に近いと見ています。90日間の表示回数が50回未満のクエリは小さすぎて信頼できないため、無視してください。
  3. ブランド名を含むクエリを除外します。自社のブランド名は常に1-3位に表示されるため、ここでは対象外です。ブランド名のネガティブフィルタを追加してください。
  4. 上位5件の候補を選びます。次の条件を満たすクエリを優先してください。(a) 表示されているURLが自分で編集できるページである、(b) クエリがそのページの本来のテーマと合っている、(c) 順位が5-15位である(15位から3位に上げるより、5位から3位に上げる方が簡単です)。
  5. 各ページを開いて、ページ内のシグナルを確認します。クエリは<title>に入っていますか? H1には? 最初の段落には? メタディスクリプションには? 画像のalt属性には? 「どこにも入っていない」ということがよくあります。具体的な変更内容はタイトルの書き換えプレイブックをご覧ください。
  6. 小さく具体的な修正を計画します。タイトルをクエリで始まるように書き換え、H1を引き締め、クエリに答える<h2>のサブセクションを追加します。ページ全体を書き直すのではなく、軽く後押しするだけにとどめましょう。
  7. 公開して待ちます。ページ内の調整は、ほとんどの場合2-4週間以内に順位へ反映されます。GSC Wizardでそのクエリの順位を追跡してください。ページが新規公開でない限り、手動でインデックス登録をリクエストする必要はありません。必要な場合はインデックス登録のリクエストをご覧ください。

実際の例

コーヒーの小売店を運営しているとします。あと一歩のキーワードレポートには次のように表示されます。

  • クエリ:「best cold brew coffee beans」
  • URL:/guides/cold-brew-buying-guide
  • 表示回数(90日):3,400
  • クリック数:45
  • 掲載順位:8.2
  • CTR:1.3%

ページを開くと、<title>は「Cold Brew Guide - AcmeCoffee」、H1は「Everything about cold brew」で、「best cold brew coffee beans」というフレーズは1回も登場しません。タイトルを「Best Cold Brew Coffee Beans: Our Buying Guide」に書き換え、同じフレーズを含むH2を追加し、3種類の豆を比較する小さな表を加えます。3週間後には、このクエリは通常4-5位前後に落ち着き、3,400回の表示なら、45クリックではなく約270クリックになります。

避けるべき落とし穴

  • キーワードを詰め込まないでください。タイトルとH1に自然な形で1回、本文に2、3回入れれば十分です。
  • ページ全体を書き直さないでください。すでに1ページ目付近にいるので、失うものが大きい状態です。外科手術のようにピンポイントで修正しましょう。
  • 不安定なクエリを追いかけないでください。週ごとに4位から18位へ大きく変動するクエリは、検索意図が混在している可能性が高いです。スキップしましょう。
  • カニバリゼーションに注意してください。レポートで2つのURLが同じクエリを共有している場合は、どちらかを書き換える前に、まずカニバリゼーションのプレイブックで解決してください。

成果の例

1年分のGSCデータがある平均的な小規模サイトでは、このプレイブックで通常15-40件のあと一歩のクエリが見つかり、そのうち5-10件はすぐにページ内の改善に取り組む価値があります。元のコンテンツが本当に関連性の高いものであれば、修正を反映してから30-60日以内に、対象ページのクリック数が20-40%増加すると見込めます。

次のプレイブック

さっそく、フラグを立てたページのタイトルを書き換えましょう:タイトルとH1を監査する →

執筆:Jan-Willem Bobbink · 公開日:2026年4月19日 · 更新日:2026年8月28日

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