求人サイトのSEO
個々の求人は数週間で掲載が終わります。実際に自社の資産となるのは、職種と勤務地を組み合わせたカテゴリページですが、それが別枠でレポートされることはほとんどありません。GSC Wizardはこの2つを切り分け、求人の掲載終了後の衛生管理を監視し、カテゴリのグリッドを本来の長期的な資産として扱います。
ほとんどのURLが30日以内に消えるサイト向けに作られています。
レポートされていない資産
求人情報は在庫です。「{city}の{title}の求人」というグリッドこそがビジネスです。
求人情報は毎月入れ替わり、順位も一緒に消えていきます。カテゴリのグリッドは残り続け、積み上がり、繰り返し検索されるクエリの量を獲得します。それでもほぼすべての求人サイトは求人情報のトラフィックをレポートしています。生のクリック数が最も大きく見えるのがそこだからです。
寿命が30日のURLから生まれる3つの問題です。
ユーザーが検索結果から求人をクリックし、「この求人は掲載を終了しました」と表示されて離脱します。古い求人が何千件も同じことを繰り返すと、URLパターン全体に対する悪い体験のシグナルが続き、掲載中の求人の評価も引き下げてしまいます。
職種×勤務地×経験レベルの組み合わせで、カテゴリページは何千にもなります。順位が付いてサイトを支えるものもあれば、一度も表示されたことがないものも多く、互いに競合するものも少なくありません。レポートツールが表示するのはグリッドではなくURLなので、グリッド全体を見た人はいません。
同じクエリで、企業自身の採用サイト、Google しごと検索、他の3つのアグリゲーターと競合します。レポートにはそのいずれも映らないため、カテゴリのグリッドでの構造的な順位低下も「トラフィックが少し減った」としか読み取れません。
求人情報とカテゴリを分け、2つを別々のプロダクトのように運用します。
コンテンツグループで /job/ と /jobs/{title}/{location}/ を分けると、入れ替わりの激しい在庫が、残り続けるページのトレンドラインを左右することがなくなります。
URLクラスタリングがカテゴリページをパターン別にまとめるので、順位が付いているセルの数、空のセルの数、2つのセルが同じクエリで競合している箇所を数えられます。
インデックス登録モニターとインプレッションゼロの分析で、インデックスに残っている掲載終了の求人が見つかるため、削除やリダイレクトは年に一度の大掃除ではなく、定期的なバッチ作業になります。
カテゴリグループだけで劣化を追跡すれば、ノイズの多い求人情報のトラフィックをベースラインから除いたうえで、上位10位から滑り落ちているセルを検出できます。
片側に在庫、もう片側に長期的な資産。
JOB BOARD REPORT - week 34
CATEGORY GRID (persistent asset)
Cells live 8,420
Ranking top 10 2,110 25%
Positions 11-30 1,980 24% <- the growth budget
Zero impressions 4,330 51% <- prune or merge
Clicks 214,900 +6% vs 4wk
POSTINGS (inventory)
Live postings 41,200
Clicks 388,400 URL set turns over ~monthly
Expired but indexed 9,840 <- fix: 410 or redirect to
the matching grid cell
GRID DECAY - top cells sliding
/jobs/registered-nurse/manchester pos 3.2 -> 7.1
/jobs/warehouse/leeds pos 4.0 -> 8.6
CANNIBALIZATION
'nurse jobs manchester' - grid cell and a seniority variant
alternate. Merge the variant into the main cell.
掲載終了した求人を、対応するグリッドのセルにリダイレクトするのは、求人サイトで最も価値の高い定型作業です。悪い体験のシグナルを解消し、上位に表示したいページに評価を渡せます。
グリッドのカバー率
上位10位に入っているカテゴリセルの割合です。求人サイトのSEOのうち、長期的に残る半分を測る最良の単一指標です。
掲載終了なのにインデックスされている件数
検索からまだ到達できる古い求人の数です。1件1件がユーザーを行き止まりに導き、そのパターン全体が代償を払います。
カテゴリのクリックシェア
6か月後にも存在するページから、どれだけのトラフィックが来ているかです。求人情報が大半を占めるなら、SEOは毎月リセットされています。
惜しいセルの数
11位から30位にあるグリッドのセルです。求人サイトでは、ほぼ例外なく最も安く得られる成長余地です。
「掲載終了」の状態でインデックスに残さないでください。410を返すか、その職種と勤務地に対応するカテゴリのセルにリダイレクトします。通常はリダイレクトのほうが優れています。行き止まりの体験を解消し、恒久的に上位に表示したいページにシグナルを渡せるからです。
まず11位から30位にある惜しいセルを見てください。これらに必要なのは新規作成ではなく改善です。本当に新しいセルについては、誰も検索しないページをさらに千ページ作る前に、その職種と勤務地の組み合わせに既存のデータで表示回数があるかを確認します。
グループ単位でレポートします。カテゴリのグリッドというコホートと、求人情報というコホートは、その下の個々のURLが毎月すっかり入れ替わっても、どちらも安定した時系列になります。
はい。インデックス登録モニターが定義したURLセットを継続的に追跡してインデックスの状況をレポートするので、個々のURLを抜き打ちで確認するのではなく、新規求人のインデックス率がわかります。
執筆:Jan-Willem Bobbink · 公開:2026年8月29日
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