教育SEO
大学のウェブサイトは、トレンチコートを着た40のウェブサイトのようなものです。学部ごとに独自に公開し、サブドメインは増え続け、3つの学部が同じ授業ページのそれぞれのバージョンを持っています。GSC Wizardは学部ごと、サブドメインごとにレポートするので、中央のチームは実際に何が公開されているのかをようやく把握できます。
サブドメインとフォルダ単位のレポート、重複の検出、入試サイクルでの比較。
分散した運営体制
大学全体の検索パフォーマンスを1か所で見た人は、これまで誰もいません。
中央のウェブチームはホームページとテンプレートを管理しています。学部は自分たちのコンテンツ、サブドメイン、さらには増え続けるマイクロサイトを管理しています。全体を見渡せる人がいないため、同じ授業に3つのページができて競合し、志願者は最も更新されていないページにたどり着きます。
SEOの問題に見えるガバナンスの問題です。
学部のページ、学科のページ、中央のプロスペクタス(募集要項)の項目が、すべて同じ授業について書かれています。Googleは1つを選びますが、たいていは出願フォームのあるページではなく、志願者は4年前に更新されたままのページにたどり着きます。
研究グループ、学会、過去のプロジェクトサイト、研究室のページが、何十年もかけて独自のサブドメインに蓄積されます。大学にとって重要な語句で順位がついているものもあります。どれが存在するのか誰も把握しておらず、放置されたものは静かにリスクになっていきます。
トラフィックを動かすのはカレンダー上の月ではなく、出願の締め切り、クリアリング、学期の日程です。10月と9月を比べても意味はなく、有効な比較は、今年のサイクルと昨年のサイクルの同じ時点どうしだけです。
まず一覧を作りましょう。そのあとは、ほかのことがすべて楽になります。
サブドメインとフォルダの内訳は、パフォーマンスをURL階層に沿って集計します。大学では、それは実質的に組織図にあたります。サイト全体を1つの表で見られるのは、多くの場合これが初めてです。
カニバリゼーション分析は、同じ授業のクエリで複数の大学のページが競合している箇所と、Googleが実際に表示するページを特定します。SEOの発見が、コンテンツの管理責任を決めるための明確な判断材料に変わります。
学部ごとのコンテンツグループと共有レポートのリンクがあれば、中央のITが200人にSearch Consoleのアクセス権を付与しなくても、各学部が自分たちのパフォーマンスを確認できます。
入試サイクルに合わせた比較期間と、その裏付けとなる複数年の保持期間があれば、「今年のクリアリング6週目と昨年の同じ時期の比較」が、ごく普通の質問になります。
中央のウェブチームがこれまで見たことのないビューです。
INSTITUTIONAL SEARCH REPORT - cycle week 6 vs same week last year
BY FACULTY / SUBDOMAIN clicks vs last cycle
www (central + prospectus) 412,900 +4%
eng. 88,140 -2%
med. 76,220 +11%
business. 61,010 -19% <- investigate
law. 44,880 +3%
research groups (37 subs) 31,440 -8%
legacy / unowned (14 subs) 9,110 -34%
DUPLICATE PROGRAMME PAGES
'msc data science' - 3 institutional URLs compete.
Google shows the department page (no application link).
The prospectus page with the form ranks 3 positions lower.
UNOWNED SUBDOMAINS
14 subdomains with no maintainer still ranking for
institutional terms. 4 have not been updated since 2019.
ADMISSIONS QUERIES 'entry requirements' up 22% vs last cycle
重複したプログラムの発見は、出願に直結する発見です。Googleは、出願フォームのあるページより、フォームのないページを上位に表示しています。
学部別のパフォーマンス
クリックと掲載順位を学科レベルに集計します。誰の責任でもなかったサイト全体の数字が、学部長が責任を持てる指標に変わります。
重複したプログラムの数
複数の大学のページが競合している授業の数です。1件につき、志願者が誤ったバージョンにたどり着いていることを意味します。
サイクルに合わせた比較
今年の6週目と昨年の6週目の比較です。教育の分野では、カレンダー上の月は意味のある単位ではなく、これまでもそうではありませんでした。
管理者のいないサブドメインの一覧
今も順位がついているのに、管理者がいない過去のサイトです。サブドメイン別にレポートしたときにはじめて見えてくる、ガバナンス上のリスクです。
はい。サブドメインとフォルダ別にレポートしてURL構造を組織図に合わせ、学部が同じドメインを共有している場合はコンテンツグループを使います。共有レポートのリンクを使えば、中央でアクセス権を付与しなくても、各学部が自分の数字を確認できます。
カニバリゼーション分析は、その授業のクエリでGoogleが実際にどの大学のURLに順位を付けているかを示します。一般的な対処法は、出願フォームのあるプロスペクタスのページを正規ページに指定し、学科のページは競合させるのではなく、そのページにリンクさせることです。
サイクルに合わせた比較期間を使い、その裏付けとなる十分な履歴を保持してください。フルストレージのプロパティは最長10年を保持します。意味のあるサイクル比較には、Googleが保持する16か月以上のデータが必要になることがほとんどなので、これが重要です。
Search Consoleのプロパティ全体のサブドメインの内訳から、実際に検索トラフィックを得ているものの順位つきリストが得られます。大学にとって重要な語句で順位がついていて、かつ管理者がわからないものから始めてください。リスクが集中しているのはそこです。
執筆:Jan-Willem Bobbink · 公開:2026年8月31日
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