AI SEO代理店の選び方と、自社のデータでその成果を確認する方法
優れたAI SEO代理店は、通常のSEOをきちんとこなし、Google Search Console、Bing Webmaster Tools、Google Analytics 4といったファーストパーティデータで、それを裏づけます。Google自身も、Google検索の立場では「AEO」や「GEO」の取り組みも「引き続きSEO」だと書いています。ですから、代理店は、パッケージに入っているAIという言葉ではなく、具体的な成果物、誠実なレポート、求めてくるアクセス権限で選び、自分のアカウントの所有権を手元に残して、すべての結果を自分で確認できるようにしてください。私はSearch Consoleのツールを作っているのであって代理店ではないので、このページでは特定の代理店を挙げず、順位づけもしません。私のAI SEO代理店リストもアルファベット順で、順位づけはありません。このページでは、作業に含まれるべき内容、危険信号、契約前に聞くべき質問、パッケージに含めるべきもの、求めるべきレポート、そして読み取り専用のアクセスでそれらすべてを確認する方法を扱います。
成果を検証できる代理店に依頼し、毎月検証しましょう。
代理店の見極めに1時間、その後は月に20分でレポートを確認します。
Search Consoleプロパティのオーナー権限。BingのWebmaster ToolsとGA4を使っている場合は、それらも。
AI SEOとAEOのサービスに含まれるべきもの
ラベルを外して見れば、小規模事業者向けにAI SEO代理店がすべき仕事は、Google自身が生成AI機能に向けた最適化のガイドで挙げている仕事です。ページがクロールされてインデックス登録されるようにすること、あなたにしか書けない内容を加えたコンテンツを書くこと、サイト構造を分かりやすく保つこと、商品や地域ビジネスの情報を最新に保つことです。そこに加わる本当に新しい部分が、検索エンジンが現在提供しているレポートを使って、AI回答でのサイトの状況を計測することです。下の表の各行は、名前を挙げて依頼でき、代理店の言葉を信じなくても確認できるものです。
| 成果物 | 実務での意味 | 確認方法 |
|---|---|---|
| テクニカル監査と修正 | robots.txtとCDNまたはホストでクロールが許可されている、ページがインデックス登録されている、重要なコンテンツがテキストになっている、重複URLが乱立していない。 | Search ConsoleのPagesレポートとURL検査。Bing Webmaster Toolsのクロール問題。 |
| どこにでもあるものではないコンテンツ | すでに上位にあるものを書き換えたのではなく、自社の経験、データ、価格に基づいて作られたページ。 | 読んで確かめる。その後、Search Consoleでそれらのクリック数と表示回数を見る。 |
| サイト構造と内部リンク | 重要なページに数クリックで到達でき、関連ページからリンクされている。 | 自社サイトのクロール。Search ConsoleのLinksレポート。 |
| ページと一致する構造化データ | リッチリザルト用のマークアップが、表示されるテキストと整合している。AIの順位を左右するスイッチとして売られていない。 | Search Consoleのリッチリザルトレポート。 |
| Merchant CenterとBusiness Profile | GoogleのAI回答がどちらも表示し得るため、商品フィードと地域の情報が正確に保たれている。 | Merchant Centerの診断。自社のBusiness Profile。 |
| Bing Webmaster ToolsとIndexNow | MicrosoftがCopilotの引用を報告するBingでサイトが確認済みであり、変更したURLがIndexNowで通知されている。 | Bing Webmaster Tools。AI Performanceレポートも含む。 |
| 計測の設定 | Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4を自分が所有し、キーイベント(コンバージョン)が定義されている。 | それぞれのアカウントで自分がオーナーまたは管理者になっている。 |
| 日付付きの変更ログと月次レポート | すべての変更が日付とともに書き留められ、その日付に照らして結果が示されている。 | 日付を自分のSearch Consoleのグラフと突き合わせる。 |
GoogleのページDo you need an SEO?には、代理店やコンサルタントが提供する有用なサービスの似たようなリストがあり、そのリストには今では「生成AI向けの最適化」も含まれています。つまりAIの仕事は、お金を払う正当な対象です。ただし払うのは、上のリストを丁寧に実行してもらうことであって、独自の秘伝のテクニックを持つ別の専門分野に払うわけではありません。
AEOやGEOはSEOと違うのか。本物と誇大広告の見分け方
Google検索については、答えが明文化されています。GoogleのAI機能とウェブサイトのガイドには、「SEOのベストプラクティスは、Google検索のAI機能(AI OverviewsやAI Modeなど)でも引き続き有効である。AI OverviewsやAI Modeに表示されるための追加要件はなく、特別な最適化も必要ない」とあります。新しい最適化ガイドでは、この略語に正面から答えています。「Google検索の観点では、生成AI検索向けの最適化は検索体験の最適化であり、したがって今もSEOである」。その理由は外交的なものではなく技術的なもので、これらの機能が「Googleの中核となる検索ランキングと品質のシステムに根ざして」おり、通常の検索インデックスからページを取得するからです。
同じガイドは、Google検索では無視してよいものも挙げており、そのいくつかはまさにAEOパッケージが売っているものです。Googleによれば、llms.txtなどのAIテキストファイルは不要です。「Google検索自体はそれらを使っていない」からです。コンテンツを小さな断片に「チャンク化」する必要もなく、AI向けに特別な書き換えをする必要もありません。ウェブ上で不自然な「言及」を集めることは「見た目ほど役に立たない」とし、「追加が必要な特別なschema.orgマークアップはない」としています。さらに、AI機能が生成するファンアウトクエリも含め、質問の言い換えごとに別々のページを「主に順位や生成AIの回答を操作する目的で」作ることは、大量生成されたコンテンツの不正使用に関するポリシーに違反すると警告しています。
言い過ぎないよう注意したいのですが、Googleが語れるのはGoogleのことだけです。ChatGPT、Microsoft Copilot、Perplexityは独自の取得方法で動いており、MicrosoftのAI Performance発表にある独自のアドバイスは、分かりやすさ、構造、正確で最新のコンテンツ、そして変更をBingに知らせるIndexNowを重視しています。これもやはり、SEOと言って差し支えないものです。小さなllms.txtファイルを置いても害はありません。Googleは、Google検索では「害にも益にもならない」と述べています。私もgscwizard.comで公開していますが、それを読むAIエージェントのためであり、Googleで何かが動くと期待してのことではありません。本当に新しいのは計測です。Search ConsoleとBing Webmaster ToolsがAI可視性を直接報告するようになったためで、それらのレポートを正しく読めるようになった代理店は、本物の価値を提供しています。
AEOやGEOのアドバイスは確認するようにと、Google自身が言っています
採用ガイドでGoogleは、どの代理店にも次のように尋ねることを勧めています。「AI体験向けの最適化(いわゆる『AEO』『GEO』サービス)について助言がある場合、その助言は生成AI機能の最適化に関するGoogle検索の公式ガイダンスに沿っていますか?」第三者のSEOアドバイスに関するガイダンスには、良いアドバイスは「自分の主張がデータや経験に基づく意見であると明示するか、Google検索の公式ガイダンスを引用して裏付けている」とも書かれています。
AI SEO代理店に依頼するときの危険信号
- 順位やAI引用の保証。Googleは率直です。「Googleでの1位を保証できる人はいません。順位を保証すると主張したり、Googleとの『特別な関係』をほのめかしたり、Googleへの『優先送信』をうたったりするSEO業者には注意してください」。ChatGPTやCopilotでの引用数を保証するのは、新しい装いの同じ約束です。Googleはさらに、すべての要件を満たすページでも、インデックス登録や配信は保証されないと付け加えています。
- プロンプトトラッキングのスクリーンショットだけが証拠。あなたのブランド名が出たAI回答のスクリーンショットは、1つのプロンプトを1回実行した結果にすぎません。Googleは、AI ModeとAI Overviewsは「異なるモデルや手法を使う場合があるため、表示される回答とリンクの組み合わせは異なる」と述べています。プロンプトトラッカーは補助的なシグナルとして有用な場合があり(私はChatGPTのランクトラッキングツールで比較しています)、その可視性スコアは代理店が選んだプロンプトのサンプルです。ファーストパーティデータの代わりではなく、その隣に置くべきものです。
- 成果物のない「AI-native」パッケージ。提案書に「AI可視性の最適化」や「LLMオーソリティの構築」とあっても、実際に何を、どれだけ、いつまでにするのかが見つからなければ、代理店に責任を問える根拠がありません。
- AIクエリごとに1ページ、ほぼ同じ内容の何百ものページ。ファンアウトの言い換えごとにページを書くのは、Googleが大量生成されたコンテンツの不正使用として挙げているパターンです。リスクを負うのは代理店ではなく、あなたのドメインです。
- 有料または偽の「mentions」。フォーラムやランキング記事にブランドを仕込むのは、AI時代版のリンクスキームであり、Googleは見かけほど役に立たないと述べています。
- 内部データを持っているという主張。Googleは「Googleの内部のランキングシステムやAIシステムにアクセスできるサードパーティのツールはない」と書いています。そう主張する代理店は、勘違いしているか、売り込んでいるかのどちらかです。
- 代理店があなたのアカウントを所有したがる。代理店がSearch Consoleプロパティの唯一の確認済みオーナーになったり、GA4やBingのアカウントを自社名義で保持したりすると、離れるのが大変になります。アカウントは自分で所有し、アクセス権を付与するべきです。
- 変更内容の秘密主義。Googleは、「会社が秘密主義だったり、何をするつもりかを明確に説明しなかったりする場合」には注意するよう助言し、「依頼した会社の行動の責任はあなたにある」ということも思い出させています。
- 「AI可視性」についての飛び込みの営業連絡。一方的に届くSEOメールについてのGoogleのアドバイスは、そのまま当てはまります。
私自身のデータからの補足です。スクリーンショットの件が重要な理由を説明してくれます。Bing Webmaster Toolsは、AI PerformanceレポートのTopic Portfolioタブに、gscwizard.comの「Top Opportunity Queries」を一覧しています。2026年11月4日にそれをエクスポートしたところ、50件のうち約3分の2が、SEO代理店やSEOサービスを探す検索でした。多くは、「best seo agencies ai-native aeo optimization blog okr pages」や「top ai seo agencies ai-driven seo services」のような、ほぼ同じでキーワードを詰め込んだ文字列で、少しずつ変えて繰り返されていました。実在の人がこんなふうに入力することはまずありません。トラッキングツールが毎日実行するテンプレート化されたプロンプトならあり得ます。つまり、代理店が示すAI「需要」の一部は、ツール同士が互いを計測したものかもしれず、成果をクリック、コンバージョン、検索エンジンが報告する自分のページへの引用で判断すべきもう一つの理由です。
契約前にAI SEO代理店へ聞くべき質問
最初の5つは、Googleの採用ガイドにある面接用リストからのもので、残りはAIの仕事について私が付け加えたいものです。
- 「これまでの仕事の例を見せてもらい、成功事例を教えてもらえますか?」 それぞれの事例の裏にあるSearch Consoleのグラフを、作業の日付を記入したうえで見せてもらってください。
- 「Google検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)に従っていますか?」 答えは、方法の説明を添えた、はっきりした「はい」であるべきです。
- 「どのような結果を、どのくらいの期間で見込んでいますか。成果をどう測定しますか?」 約束ではなく、幅のある見込みと、名前を挙げたデータソースを求めてください。
- 「サイトに加えるすべての変更を共有し、提案内容とその理由を詳しく説明してもらえますか?」 契約の一部として、日付付きの変更ログを求めてください。
- 「この業界での経験はどのくらいありますか?」 国や言語が重要なら、それについても聞いてください。
- 毎月、どのファーストパーティの数字を報告しますか?Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4を名前で挙げ、期間と比較期間を明示してもらいたいところです。
- AI OverviewsとAI Modeはどう報告しますか?良い答えでは、Search Consoleがそれらのクリックを通常のパフォーマンスレポートのウェブに含めて数えており、切り分けるフィルタはないこと、そしてAIの表示回数(クリックもクエリもなし)は別の生成AIパフォーマンスレポートに表示されることに触れています。
- どんなアクセス権が、なぜ必要ですか?監査には閲覧権限、それ以上は作業で必要になったときだけにしてください。
- どの施策は使いませんか?断ることを具体的に挙げられる代理店は、あなたのドメインへのリスクを考えています(大量のページ、購入した言及、引用の保証など)。
- 契約を終えたらどうなりますか?アカウント、コンテンツ、レポートはあなたの手元に残り、代理店はアクセス権を返却して、確認用のトークンを削除します。
AEOとSEOの代理店に求めるべきレポート
代理店のレポートに載るすべての数字には、出典と期間を添えるべきです。なかでも重要なのは、検索エンジンが自サイトについて公開しているデータです。次の表は、それぞれのデータで分かることと分からないことをまとめたものです。指標が測定している範囲を超えて話を広げているレポートを見抜けるようになります。
| ソース | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| Search Consoleのパフォーマンスレポート(ウェブ) | クエリとページ別のクリック数、表示回数、CTR、掲載順位。AI OverviewsとAI Modeは、検索タイプ「ウェブ」の中で集計されます。どちらのリンクをクリックしてもクリックとして数えられ、AI Overview内のすべてのリンクは同じ掲載順位を共有します。 | AIで絞り込むフィルタがないため、AI経由のクリックを従来の検索のクリックと切り分けられません。 |
| Search ConsoleのGenerative AI Performanceレポート | 表示回数のみ。AI OverviewsとAI Modeを合算し、ページ、国、デバイス、日付別に確認できます。Googleは2026年8月31日までにすべてのサイトに展開しました。 | クリック数、クエリ、AI OverviewsとAI Modeの内訳、Google以外のサービスのデータ。 |
| Bing Webmaster ToolsのAI Performance | Microsoft Copilot、BingのAI要約、一部のパートナーサービスで、自分のページが情報源としてどれだけ引用されたか、どのページが引用されたか、そしてグラウンディングクエリのサンプル。 | 訪問数。Microsoftは、引用回数が回答内での「掲載位置や表示方法」を示すものではないとしています。 |
| Bing Webmaster Toolsの検索パフォーマンス | Bing検索でのクエリ別、ページ別のクリック数と表示回数。 | Googleに関することは何も分かりません。 |
| GA4のAI経由の流入 | AIアシスタントからのセッションをランディングページ別に確認できます。GA4の既定の「AI Assistant」チャネルは、「ChatGPT、Gemini、Deepseek、Copilot、Grokなど」といった参照元を対象とし、Googleによると、AI OverviewsとAI Modeは含まれません。 | クリックを伴わない言及と、リファラを送信しないアプリからの流入。 |
| GA4のキーイベントと収益 | チャネル別、ランディングページ別のリード、登録、売上。施策の目的は、まさにここにあります。 | 訪問のきっかけになった検索クエリ。 |
| プロンプトトラッキングツール(任意) | 選んだプロンプトに対して、各AIアシスタントがあなたのブランドを挙げたりリンクしたりする頻度。 | 実際の需要。プロンプトの集合はツールを運用する人が選ぶため、推定値と明記すべきです。 |
それぞれのデータには、このサイトに専用のプレイブックがあります。Bing AI Performanceレポートの解説では引用とグラウンディングクエリを扱い、自分のサイトがAI検索に表示されているかを確認する方法ではGoogleとBingのレポートを組み合わせて確認します。GA4でのAI経由のトラフィックでは、ChatGPT、Perplexity、Gemini、Copilotからの訪問をページ別に確認できます。代理店が順位も報告している場合は、Search ConsoleとBingによる無料のランクトラッキングが、検索エンジン自身の順位データの読み方を示しています。
AI SEOパッケージの中身
AI SEOパッケージには通常、監査、一連の修正、決まった量のコンテンツ作業、BingとGoogleのアカウント設定、月次レポートがまとめて含まれています。AI検索最適化のための最良のSEOパッケージとは、これらの項目を自分のアカウントで一つずつ確認できるパッケージにほかなりません。このページの最初の表は、作業そのものを一覧にしたものです。こちらの表は、パッケージを見積書のように一行ずつ読み解き、各項目で実際に何を受け取るべきか、受け取ったことをどう確認するかをまとめています。
| パッケージの典型的な項目 | 受け取るべきもの | 確認方法 |
|---|---|---|
| 最初の監査 | 影響の大きい順に並べた問題の一覧(書面)。各問題に対象URLと修正案が付き、GooglebotとBingbotの両方によるクロールを対象としていること。 | Search ConsoleのURL検査とページレポートで、いくつかのURLを抜き取りで確認します。 |
| 毎月の技術的な修正 | 日付と内容を明示したタスクと、実施する担当者。代理店自身か、代理店のメモに沿って作業するあなたの開発者です。 | 変更ログと公開中のページを照らし合わせます。 |
| コンテンツ作業 | 改善または作成したページ数が明記され、インタビュー、自社のデータ、価格など、専門知識の出どころが示されていること。 | 実際に読み、そのURLをSearch Consoleで追いかけます。 |
| 構造化データ | 対象を明示したテンプレートに対するリッチリザルト用のマークアップで、表示されるテキストと一致していること。 | Search Consoleのリッチリザルトレポート。 |
| 地域情報と商品情報 | Googleビジネスプロフィール、Bing Places、Merchant Centerのうち、該当するものが最新に保たれていること。 | 掲載情報やMerchant Centerの診断を、自分で開いて確認します。 |
| Bingの設定とIndexNow | サイトがあなたのアカウントのBing Webmaster Toolsで所有権を確認済みで、変更したURLがIndexNowで通知されていること。 | あなたのBing Webmaster Toolsのアカウント。AI Performanceレポートも含みます。 |
| 動画(動画がある場合) | 視聴ページ、動画の構造化データまたは動画サイトマップ、そしてインデックスされた内容の確認。 | Search Consoleの動画インデックスレポート。 |
| レポート | 各ソースと期間を明記した月次レポート。このクライアントレポートのテンプレートで、優れたレポートに何が入るかがわかります。 | 自分のアカウントで同じ期間を開き、比較します。 |
| プロンプトトラッキング(任意) | プロンプトの一覧、対象のエンジン、実行頻度、そしてサンプリングであることを明記した結果。 | プロンプトの一覧を求めましょう。大半が指名プロンプトなら、そのスコアにはほとんど意味がありません。 |
AI検索最適化のための最良のSEOパッケージ:どこまでまとめるのが妥当か
最良のパッケージを挙げることはできません。代理店が公開しているのは成果物というより約束がほとんどで、実際の作業を公平に比べる方法がないからです。まとめて契約するのが妥当なのは、1つの目標と1つのレポートを共有するものすべてです。監査、修正、すでにあるページに対するコンテンツ作業、BingとGoogleの設定、月次レポートです。それぞれの結果が、ほかの項目の読み方に影響するので、まとめるのが筋です。別の項目として価格をつける価値があるのは、費用が単独で膨らむもの、つまり、決まった数の新規ページの執筆、動画制作、デジタルPR、そしてあなたに転嫁されるツールの利用料です。残りの契約を結び直さずに、どれか1つをやめられるようにしておくべきだからです。
パッケージにまったく含めるべきでない項目や、あまり費用をかけるべきでない項目もあります。Googleの最適化ガイドには、Google検索ではllms.txtファイルは不要で、コンテンツを「チャンク化」する必要も、特別なschema.orgマークアップも不要であり、不自然な「言及」を求めることは「思うほど役に立つわけではない」と書かれています。つまり、これらをAI対策として課金するパッケージは、Googleが不要だと言っているものに料金を取っていることになります。上にある本物と誇大広告の見分け方のセクションに、引用を載せています。SEO監査に上乗せされる別枠のAEOやGEOの監査にも同じ問いが当てはまります。最初の監査でカバーしていない内容は何か、ということです。
AI検索と動画検索をひとつのパッケージで
動画をパッケージに入れるべきなのは、動画が顧客の判断材料になっている場合です。動画を入れること自体を目的にする価値はありません。Googleは動画SEOのベストプラクティスで、動画は「メインの検索結果ページ、動画モード、Google画像検索、Discoverなど、Google上のさまざまな場所」に表示されうると述べています。また生成AIガイドでは、これらの機能は「関連する画像や動画を取り込める」こと、そして画像と動画のドキュメントにすでに従っていれば「すでに生成AI検索に向けて最適化されている」ことを述べています。つまり、動画検索におけるAI対策とは、通常の動画SEOです。MicrosoftのAI Performanceの発表も同じ方向を示しており、「テキスト、画像、動画を揃えて、同じエンティティ、商品、コンセプトを一貫して表すようにする」ことを勧めています。
代理店が実際に提供できるのは技術面で、これは撮影とは別の作業です。Googleは、「ビジネスにとって意味がある場合」には動画ごとに専用の視聴ページを用意することを求めており、その例からは限界もはっきりします。埋め込み動画をレビューするブログ記事や、360度動画付きの商品ページは視聴ページではありません。視聴ページはインデックスされている必要があり、Googleは「視聴ページがインデックスされていても、動画もインデックスされるとは限らない」と注意しています。動画には、安定したURLにある有効なサムネイルと、動画の構造化データ、動画サイトマップ、またはOpen Graphプロトコルによるメタデータが必要です。動画がYouTubeやVimeoにある場合、Googleは自社ページとプラットフォームの両方でインデックスすることがありますが、それでも自社の視聴ページに構造化データを置くことを勧めています。作業の確認には、動画インデックスレポート、動画のリッチリザルトレポート、パフォーマンスレポートの検索での見え方フィルタ「動画」を使います。どの代理店にも示せないのが、Search Consoleから得られる、計測されたAI動画の数字です。生成AIパフォーマンスレポートには動画の内訳がないからです。
小規模ビジネス向けのおもなAI SEOサービスと、省いてよいもの
小規模ビジネスにとってのおもなAI SEOサービスは、この表の最初のほうにある、費用が安く効果が長続きするものです。残りの大半は、検索があなたにとって大きなチャネルになるまで待てます。Google自身の見解は「小規模な地域ビジネスを運営しているなら、作業の多くはおそらく自分でできる」というもので、自分でできるものは、それだけ支払う項目が減ることになります。
| サービス | 小規模ビジネスの場合 | 理由 |
|---|---|---|
| 技術的なチェックと修正 | 必要 | クロールもインデックスもできないページは、どこにも表示されません。多くの場合、短期間で終わる単発の作業です。 |
| ビジネスプロフィールとBing Placesの情報 | 地域を対象にしているなら必要 | GoogleはAI機能に関するガイダンスでビジネスプロフィールの情報を挙げており、MicrosoftはBing Placesが、AIの回答向けに住所、営業時間、連絡先を最新に保つのに役立つと述べています。 |
| Merchant Centerのフィード | 商品を販売しているなら必要 | Googleはビジネスプロフィールと並べて挙げています。サービス業なら省けます。 |
| 自社のサービスと価格のページ | 必要。または自分で書く | そのビジネスを一番よく知っているのは自分自身であり、外部のライターには作り出せないコンテンツです。 |
| 短い月次レポート | 必要 | Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4は無料で読めるので、1ページあれば十分です。 |
| プロンプトトラッキングの月額サービス | 最初は省く | 誰かが選んだプロンプトをサンプリングするだけで、小規模サイトでは読み取れるほどのデータが得られないこともあります。あとで使いたくなったら、ChatGPTランクトラッキングツールで比較できます。 |
| 動画の視聴ページ | 動画がなければ省く | 単体で視聴する価値のある動画ができるまでは、最適化するものがありません。 |
| 有料項目としてのllms.txtやその他の「AIファイル」 | 見送り | Googleは、Google検索には不要だと述べています。必要なら、自分で追加できる小さなファイルです。 |
| AI生成記事の月間ノルマ | 見送り | 量そのものを追うと、大量生成されたコンテンツの不正使用に関するポリシーに抵触するおそれがあり、そのリスクはあなたのドメインにかかります。 |
| 複数市場、複数エンジン向けのダッシュボード | 見送り | 複数の市場を扱い、それを読む担当者がいるチーム向けに作られています。 |
これらにいくらかかるかについては、次のセクションで述べる理由から、私は市場価格を示しません。上の各項目を別々に値付けしてもらいましょう。そうすれば、レポートに支払っている金額と、作業に支払っている金額も見えてきます。
AI SEOのパッケージと料金モデル
SEOパッケージの相場価格は、ここでは挙げません。信頼できる一次情報が見つからなかったうえ、出回っているまとめ記事の多くは数字の出どころを示していないからです。料金モデルそのものは説明しやすく、それぞれに、自分に合うかどうかを見極める質問があります。
| モデル | 向いているケース | 契約前に確認すること |
|---|---|---|
| 月額リテナー | コンテンツ、修正、レポートに継続的に取り組んでほしい。 | 毎月、具体的に何が納品されますか。また、解約の予告期間はどれくらいですか。 |
| 固定価格のプロジェクト | 監査、サイト移行、リデザインなど、終わりがはっきりしている作業。 | 実装まで含まれますか。それとも提案だけですか。 |
| 時間単位のコンサルティングまたはトレーニング | 自社のチームが作業を行い、セカンドオピニオンが欲しい。 | 計画を文書にまとめるのは誰で、結果を確認するのは誰ですか。 |
| 成果報酬型 | どちらの側も不正に操作できない指標で合意できる。 | その指標は、お客様のSearch ConsoleやGA4から読み取るものですか。それとも代理店独自のツールのものですか。 |
どのモデルであっても、署名する価値のあるパッケージには、成果物、必要なアクセス権、レポートの頻度と情報源、変更ログ、予告期間、そしてアカウントとコンテンツがお客様のものであることが明記されています。代理店が管理するツールだけで測定した「AIによる引用」に支払いを結びつけるやり方は、この条件を満たしません。支払う対象の数字を自分で検証できないからです。
中小企業の場合:外注、社内、自力対応の比較
Googleのガイダンスは、多くの代理店の営業ページよりも、小規模事業者に対して前向きです。「小規模な地域ビジネスを運営しているなら、作業の多くはおそらく自分でできる」。Googleは、まずSEOスターターガイドから始めることを勧めています。その理由の一つは、後で誰かに依頼するときに、「推奨されない、さらには強く非推奨とされる」手法を見分けられるようにするためです。また、依頼がもっとも役立つタイミングとして、サイトのリデザインや新規サイトの立ち上げを挙げています。「早ければ早いほどよい」だからです。
| 選択肢 | 向いているケース | 主なリスク |
|---|---|---|
| 自力で行う | 顧客のことをオーナーが一番よく知っている、地域密着型の事業や小規模なサイト。 | 時間がかかることと、そもそも調べるべきだと気づけない技術的な問題があること。 |
| フリーランスまたは代理店 | リデザイン、サイト移行、技術的な作業、あるいは事業を回しながら一人で対応できる規模を超えたサイト。 | データを自分で確認しない限り、成果ではなく作業量に対して支払うことになりかねません。 |
| 社内で採用する | 検索が大きく安定したチャネルで、毎週のように変更をリリースしている。 | 一人ですべての専門分野をカバーすることはできないため、監査のために外部の支援を買い続けることになる場合があります。 |
多くの中小企業は、結局この3つを組み合わせています。商品について一番詳しいのは自分たちなので、コンテンツは自社で書き、技術監査とときどきのレビューには外部に支払う、という形です。この3つのどれでも機能しますが、アカウントを所有するのが委託先ではなく自社であることが条件です。
代理店の仕事を自分で確認する方法(読み取り専用)
SEOの仕事を確認するのに、自分がSEOの専門家である必要はありません。必要なのは、データを自分で所有し、各作業に必要な範囲だけのアクセス権を代理店に与え、代理店が報告しているのと同じ数字を、変更内容をタイムラインに記録した状態で自分でも見ることです。
- Search Consoleのオーナーは自分のままにします。プロパティは自分で所有権を確認し、「設定」→「ユーザーと権限」から代理店をユーザーとして追加します。手順はGoogle Search Consoleでユーザーを追加する方法にあります。Googleの採用ガイドには、監査では「Search Consoleへの読み取りアクセスのみを付与する。この段階では書き込みアクセスは付与しない」とあり、これは制限付きユーザーを意味します。サイトマップの送信やインデックス登録のリクエストが必要になった時点で、フルユーザーに引き上げてください。各レベルでできることはSearch Consoleの権限の解説にまとめています。契約を終えるときは、そのユーザーを削除し、確認済みオーナーだった場合はその確認トークンも削除してください。Googleは、削除されたオーナーが再び所有権を確認できてしまうおそれがあると警告しています。
- GA4には閲覧者(Viewer)ロールを付与します。Google Analyticsでは、閲覧者は「設定とデータを閲覧できる」、つまり設定を変更せずにデータを見られるので、レポート作成には十分です。管理者ロールは自分で保持してください。
- Bing Webmaster Toolsも自分で所有します。Copilotの引用はここで報告されるため、アカウントは自分のものにしておくべきです。それぞれのツールで何が分かるかは、Bing Webmaster ToolsとGoogle Search Consoleの比較で解説しています。
- 同じ数字を自分で確認します。代理店のレポートを、同じ期間を指定した自分のSearch Consoleと並べて開き、クリック数と表示回数が一致しているかを確かめてください。Search Consoleの画面で作業したくない場合は、読み取り専用のオプションでGSC Wizardに接続できます。この場合、Googleに求める権限は
webmasters.readonlyスコープだけなので、GSC WizardがSearch Consoleアカウント内の何かを変更することはありません。 - すべての変更を日付付きで記録してもらいます。トラフィックの変化は、その直前に何があったかが分からなければ、あまり意味を持ちません。GSC Wizardのアノテーションは、すべてのグラフに日付入りのマーカーを表示します。「代理店 / チーム」というカテゴリがあり、Googleが確認したアップデートのフィードも並べて表示されるので、コアアップデートの影響を代理店の施策の成果と取り違えずに済みます。
- 施策の前後を、ページ単位で比較します。記録した変更から4〜8週間後に、その変更が加わったページを、変更前の同じ期間と比べてください。指名クエリと非指名クエリは分けて見ます。指名検索は、SEOの施策ではなく、マーケティングや季節によって動くためです。
GSC Wizardの共有機能は双方向で使えるので、どちらがツールの費用を払っていても、確認がしやすくなります。
- GSC Wizardのアカウントを自分で所有する場合。代理店が作業するプロパティに、メールで招待します。権限は、読み取り(ダッシュボード、レポート、エクスポート)か、フルアクセス(加えてアノテーション、タグ、コンテンツグループ、保存済みフィルタ)から選べます。代理店にGoogleのログイン情報が見えることはなく、連携や請求に触れることもできません。また、プロパティ単位でも、その人全体でも、すぐにアクセスを取り消せます。招待された人は1席を使います。Starterはオーナーに加えて1人、Proはオーナーに加えて3人、Businessはオーナーに加えて10人まで含まれます。
- 代理店がGSC Wizardのアカウントを所有する場合。自分のプロパティへの読み取り権限で招待してもらってください。PDFではなく、最新のデータをそのまま見られます。単発のレポートには「保存して共有」が使えます。保存したレポートをクライアントポータルに送り、閲覧者はメールでサインインし、アクセスはいつでも取り消せます。公開リンクではありません。
AIに関する確認には、GSC Wizardの次の機能が役立ちます。GA4のLLM Trafficレポートは、ChatGPT、Perplexity、Copilot、Gemini、Claudeなどのアシスタントからのセッションをランディングページ別に表示します。Query Analysisレポートは、Search Consoleのデータから長く会話調のクエリを抽出します。AI Modeの追加質問は、こうしたクエリとして現れます(Googleは追加質問をそれぞれ新しいクエリとして数えます)。Bingのレポートでは、Bingのクエリ、ページ、クロールの問題を確認できます。2つの制約ははっきり述べておきます。GSC Wizardは、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートも、BingのAI Performanceレポートも読み込みません。そのため、AIでの表示回数やCopilotの引用は、GoogleとMicrosoft自身の画面で確認してください。また、GSC Wizardはプロンプトトラッカーではありません。報告するのは、あなたのサイトでエンジンが計測した内容であり、テスト用のプロンプトでAIアシスタントが答えた内容ではありません。
代理店向け:優れたAEOとSEOのレポートとは
代理店を運営していて、長く付き合ってくれるクライアントを増やしたいなら、信頼を得るレポートとは、クライアントが自分で確認できるレポートです。すべての数字のソースを明記し、計測されたデータ(Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4)と、検索ボリュームやプロンプトトラッキングのスコアのような推定値を、はっきり分けて示してください。期間、比較期間、そしてデータが確定している日付も必ず記載しましょう。Search Consoleの直近の数日は、まだデータが補完されている途中だからです。あなたが行った変更をトラフィックと同じタイムラインに載せ、AI可視性はスクリーンショットではなく各エンジン自身のレポートで報告し、各レポートの最後にはクライアントが本当に気にしているコンバージョンを置きます。クライアントにもデータの読み取りアクセス権を渡しておけば、レポートは、クライアントが唯一頼る窓口ではなく、自分でも見られる数字の要約になります。各数字が何を証明できて何を証明できないかをセクションごとに整理したものは、代理店向けのAEOとSEOのレポートにあります。
ツールを探すなら、おすすめのSEOレポートツールが、データソース、Search Consoleの深さ、ホワイトラベル対応、価格の観点から10種類を比較しています。代理店向けのおすすめGoogle Search Consoleツールは、その中から複数クライアントのSearch Console運用に絞り込んだ内容です。GSC Wizardはどちらにも掲載しており、制約も明記しています。ホワイトラベルのレポートがないため、すべてのPDFに自社ブランドを入れたい代理店には、そこで紹介している専用のレポートツールのほうが向いています。
よくある質問
中小企業向けのAI SEOサービスには何が含まれるべきですか?
良いSEOと同じ作業に、AIが表示される場面の計測を加えたものです。具体的には、ページがクロールされインデックス登録される状態かの技術チェック、自社にしか言えないことを加えたコンテンツ、適切な内部リンク、該当する場合は最新のMerchant Centerとビジネスプロフィールの情報、そしてSearch Console、Bing Webmaster Tools、GA4をもとにした月次レポートです。すべての成果物に、名前と日付、そしてあなたが確認する方法が用意されているべきです。
AEOとSEOのレポートに強い代理店は、どうやって見つければよいですか?
クライアント名を伏せた状態で、今まさにクライアントに送っている実際のレポートを見せてもらってください。良いレポートは、すべての数字にデータソースを示し、期間と比較期間を明記し、計測されたデータ(Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4)と推定値(プロンプトトラッカー、検索ボリューム)を分け、その月に行った変更を日付付きで挙げ、順位だけでなくコンバージョンで締めくくっています。私が作っているのはレポートツールであって代理店ではないので、代理店のランキングは作りません。
AIを活用するSEO代理店は、従来型のSEO代理店より優れていますか?
肩書きだけでは決まりません。Googleは、AI機能向けの最適化も引き続きSEOだと述べています。そのため、「AIネイティブ」をうたう代理店も、ほかの代理店と同じ基礎作業をこなす必要があります。AIツールのおかげで、調査や下書きが速くなるのは構いませんが、出てくる成果物はGoogleのスパムポリシーを満たし、読む価値のあるものでなければなりません。判断すべきは、成果物、求められるアクセス権、そしてレポートであり、パッケージに付いた「AI」の文字ではありません。
AEOやGEOはSEOと違うのですか?
Google検索については、違いません。Google自身のガイドにはこうあります。「Google検索の観点では、生成AI検索向けの最適化は検索体験の最適化であり、したがって今もSEOである」。ChatGPT、Copilot、Perplexityなどのエンジンは独自の検索(リトリーバル)を行うため、細部は異なる可能性があります。それでも基本は、どこでも同じです。クロールでき、インデックス登録されていて、質問にはっきり答える有用なページであることです。
代理店は、ChatGPT、Copilot、Google AI Overviewsでの引用を保証できますか?
いいえ。Googleは「Googleでの1位を保証できる人はいない」と述べており、すべての要件を満たしたページであっても、インデックス登録と表示は保証されないとしています。AIの回答は実行ごと、ユーザーごとにも変わるため、約束された引用件数は、代理店が制御できるものではありません。保証をうたう相手は、探し続ける理由だと考えてください。
AI SEOのパッケージには何が含まれるべきですか?
数量や期限の付いた成果物(監査、一連の修正、改善または作成するページ数など)、代理店が必要とするアクセス権とその理由、一次情報の情報源を示したレポートの頻度、文書化された変更ログ、予告期間、そしてアカウントとコンテンツがあなたのものであるという明確な記載です。何をするのかを示さずに「AI可視性の最適化」とだけ書かれたものは、パッケージとは呼べません。
AI検索最適化のための最良のSEOパッケージとは?
最良のパッケージを挙げることはできません。代理店が公開しているのは成果物というより約束がほとんどなので、項目ごとに比べてください。良いパッケージには、監査、内容を明示した修正、決まった量のコンテンツ作業、あなたが所有するBingとGoogleのアカウントの設定、日付つきの変更ログ、Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4からの月次レポートが含まれ、どの項目も自分で確認できます。新規ページの執筆、動画制作、デジタルPR、ツールの利用料は、別の項目として価格をつける価値があります。
AI検索向けのSEOパッケージには、動画検索を含めるべきですか?
動画が顧客の判断に関わる場合に限ります。Googleは、生成AI機能が関連する画像や動画を取り込めると述べ、動画SEOのドキュメントに従えばすでにそれらに最適化されているため、AI向けの別の動画作業は求めていません。パッケージの項目には、専用の視聴ページ、動画の構造化データまたは動画サイトマップ、Search Consoleの「動画のインデックス登録」レポートでの確認を含めるべきです。撮影は別の費用です。
小規模ビジネスは、AI SEOパッケージの何を省けますか?
小規模ビジネスの多くは、プロンプトトラッキングの月額サービス、有料のllms.txtファイル、AI生成記事の月間ノルマ、複数市場向けのダッシュボード、そして動画がなければ動画の作業を、最初は省けます。残すべきなのは、技術的なチェックと修正、地域を対象にしているならビジネスプロフィールとBing Placesの情報、商品を販売しているならMerchant Center、自社のサービスと価格のページ、そしてSearch Console、Bing Webmaster Tools、GA4による短い月次レポートです。
中小企業はSEOを外注、社内採用、自力のどれで進めるべきですか?
Google自身は、小規模な地域密着型の事業なら「作業の多くはおそらく自分でできる」としており、まずSEOスターターガイドから始めるよう勧めています。サイトのリデザイン、サイト移行、自分ではできない技術的な作業には外注が向いています。検索が大きく安定したチャネルになった段階では、社内採用が向いています。どれを選ぶ場合でも、Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4の所有権は自分で保持してください。
Googleのログイン情報を共有せずに、SEO代理店の仕事を確認するにはどうすればよいですか?
Search Consoleのプロパティは、確認済みオーナーである自分のままにして、代理店をユーザーとして追加します。監査中は制限付きユーザー、サイトマップの送信やインデックス登録のリクエストが必要になったらフルユーザーにします。レポートだけであれば、GA4の閲覧者(Viewer)ロールを付与してください。そのうえで、同じデータを自分でも読みます。たとえばSearch ConsoleをGSC Wizardのようなツールに読み取り専用で接続する方法があります。代理店には、すべての変更を日付付きで記録してもらうと、その後に何が起きたかを確認できます。
GSC Wizardは、SEO代理店を推奨したりランク付けしたりしますか?
いいえ。GSC Wizardは、代理店ではなく、1人で作ったSearch Consoleのレポートツールで、このページでは特定の代理店を挙げていません。私が別にまとめたAI SEO代理店リストはアルファベット順で、順位づけはありません。GSC Wizardは、あなた、またはあなたが雇う代理店に、その仕事ぶりを判断するためのファーストパーティデータを示せます。
次のプレイブック
代理店が動き出したら、エンジンが公開しているデータだけを使って、サイトが実際にAIの回答に表示されているかを確認してください。自分のサイトがAI検索に表示されているかを確認する →
代理店の仕事を、自分のデータで確認する
Search Consoleを読み取り専用で接続し、変更のたびにタイムラインへ印を付けて、必要な人とライブのレポートを共有できます。7日間の無料トライアルで、クレジットカードは不要です。
執筆:Jan-Willem Bobbink · 公開日:2026年11月4日 · 更新日:2026年11月5日